こんにちは、タイムです。
今回は皆さんが大好きなデニムについてお話しいたします。
今更デニムかよ、と思う方いると思います。
そりゃそうですよね。
2021年現在、デニムパンツを出していないブランドを探すのが難しいくらい、デニムというのは日本人のスタンダードになっているアイテムです。
でも、だからこそ難しいなとも思います。
私も今までたくさんのデニムを履いてきました。
そんな中でようやく、最適解と呼んでもいいんじゃないか?と感じたデニムに出会えました。
それが、WORKERS(ワーカーズ)の801。
今回はこちらのデニムについてお話しします。
そろそろいいデニムが一本欲しい、でも何を選んだらいいかわからないという方はぜひ読んでみてください。
Contents
WORKERSというブランド
WORKERSは、岡山を拠点としたメンズウェアのブランドです。
ワーク、トラッド、ミリタリーのテイストのアイテムが多いですね。
デザイナー自身でヴィンテージや古着のアイテムを解体し、
当時の雰囲気は残しつつも、現代に合わせて着やすく改良する。
そんなブランドです。
とにかく一つ一つのアイテムに対するこだわりが半端ではなく、洋服作りに対して一切の妥協をしておりません。
インスタとか、商品説明を見ると結構商品作りの背景とかが赤裸々に書いてあるので面白いですよ!
後述しますが、もちろん今回紹介するデニムも例外ではありません。
我々服好きからすると、とことん拘って作られた服というのは、それだけでたまらないものです。
数少ない定番商品である801デニム
WORKERSはベーシックなアイテムをリリースしているわりには、意外と定番アイテムが少ないです。
そんな中、801デニムは数少ない定番商品。
それだけ力を入れているアイテムということかと思います。
なので在庫切れがあったとしても、再入荷を待つことができるので、手に入れやすいというのもいいですよね。
21AWにリリースされて(私の中で)話題となったフレンチカーゴやデニムジャケットは定番化してほしいなとも思いますが、
作成までにかなり時間がかかったようですし、そもそも使用している部品が今後用意できなくなったりと、中々難しいところもありそうです。
目指したのは究極の普通
今回801を作成するにあたり、デザイナーが目指したのは「ベーシックであること」。
履いてみるとわかるんですが、とにかく普通なんです。
そして、普通であることが良い。
いわば究極の普通デニム。それが801デニムなんです。
大人になっていくにつれ、少しデザインが変わったものはなんとなく似合わなくなりますし、
着たいという気持ちも薄れてきます。
そうなると求められるのは、ベーシックな服。
例に漏れず私もそのようなフェーズになりまして・・・たどり着いたのがこちらのデニムパンツなのであります。
綺麗なストレートシルエット
シルエットは綺麗なストレート。
気持ち細身ですね。
Levi’sでいう66前期のようなイメージです。
ズドン、という感じではなくシュッとした感じのスタイルになります。
個人的にはアメカジ・ワークテイストというより、ニットやジャケットなどだとより相性がいいのかな?と思います。
綿100%とは思えない柔らかい履き心地
このデニムを語る上で絶対に外せないのが、履き心地です。
デニムに履き心地なんて求めるものじゃない、という気持ちもわかりますが、
それはこのデニムを履いてから言って欲しいですね。笑
普通デニムに履き心地を求める時は、ポリウレタンを混合させるのですが、
そうすると履いていくうちに膝部分が伸びてしまい元に戻らなかったり、
全体的にのペッとした色落ちになってしまったり、
「綿100%じゃない」というモヤモヤ感が残ってしまったり、
デニム好きからすると、ポリウレタンはちょっと避けたくなるんですよね。
フロントはボタンフライ
ただ、WORKERSのデニムは綿100%にもかかわらず柔らかく、
新品のデニムにありがちなカチコチ感がない。
これ結構重要だと思うんです。
デニムが苦手な人って、このカチコチ感がいやだって人が多いんですが、
そういう人にこそぜひ履いてみて欲しいなと思います。
こだわりの素材から生まれる綺麗な色落ち
この投稿をInstagramで見る
何度も言いますが、WORKERSの素材へのこだわりはとにかく半端じゃないんです。
「ベーシックなジーンズと言えば、アメリカの綿だけで作った糸で織ったデニムでしょう!」
ということで糸を探すもなかなか見つからなかったので、
デザイナー自ら現地に向かい、1から糸を制作するという徹底ぶり。
そしてその糸を下染め・後染め無しのピュアインディゴで染色。
そうすることで、比較的赤みが少なく青みが強く出ているのが色の特徴です。
先ほど話した通り、生地が柔らかいのでヒゲやアタリは出にくいのですが、
その分全体的に綺麗な色落ちを楽しむことができます。
赤ミミならぬ、青ミミ。
私はまだ購入して間もないのでまだ全然色落ちは進んではいないですが、
早く綺麗な色落ちが見れるように、履き込みたいと思います。
まあおそらくここまで使いやすいボトムスなので、
意識しなくても登板回数は増えると思います。笑
サイズ感もベーシック、裾幅にも配慮アリ
サイズ感としては、普段履いているパンツのサイズをそのまま買えば問題ありません。
私は168cm60kgで、30インチを履いています。
他のデニムも30インチですね。
(Levi’sのみ、リジッド購入のため32インチ)
ゆったり履きたい方は、ワンサイズ上げてもいいとは思いますが、
個人的にはこの綺麗なシルエットを出したほうがかっこいいと思うので、ジャストサイズで履くことをおすすめします。
裾の長さはそこまで長いわけではないので、人によっては裾上げの必要はないかもしれません。
「裾上げをするとそのパンツ本来の形が崩れてしまうんじゃ?」
という声はよく聞くのですが、801に限っては問題なし。
なぜなら、裾から10センチ程度は裾幅を同じにしてあるので、
その範囲での裾上げであれば、シルエットが損なわれることもないのです。
私含む裾上げ必須勢からすれば、地味に嬉しいポイントです。
ハッキリとした色落ちをつけたい人には向かない
一つ注意点を挙げるのであれば、
ヒゲやハチノスなどのハッキリとしたデニムの色落ちをしたい!
という人には向かないパンツです。
ヒゲやハチノスといったくっきりとした色落ちをつけるためには、
ある程度の固さがある状態で、洗濯の回数をなるべく減らす必要があります。
なのでリジット(未洗い)のバキバキ状態で数年洗濯なし、とかにすれば、
それはもう素晴らしく男臭い色落ちのデニムが完成するわけです。
(衛生面はちょっとおいといて)
先ほども言った通り、WORKERSのデニムは生地が柔らかいので、
パキッとした色落ちはしにくいんですよね。
その代わり、90’sのリーバイスのような綺麗なブルーに色落ちしていきます。
なので色落ちをしてもずっと綺麗めに履けるのが良いですね。
※余談ですが、仮に私が今からバキバキのデニムを育てるのであれば、TCBジーンズの大戦モデルを狙います。
値段は¥18,000- 手が出しやすい価格
綿100%の本格デニムを探すと、20,000円を超えることが当たり前になっている中で、
18,000円というのはかなり良心的な値段かなと思います。
ほぼ20,000円ですが、最初の数字が1であるだけで、気持ち的にもだいぶラクになりますよね。笑
そろそろ良いデニムほしいな、でも30,000円とか出すのは怖いな・・・
という人はぜひチェックして欲しいデニムです。
間違いなく一生履ける相棒になるので、おすすめです。