こんにちは、タイムです。
ローファー欲しいけど、どこのモノを買えばいいのかわからないなんて思っていませんか?
少なくとも私の周りではそう嘆いている人がおよそ9割です。
「怠け者」という意味ですよなんて言われているローファーですが、手軽に履けて、かつ全体をほどよく引き締めてくれるローファーは実はめちゃくちゃ使える靴です。
大雨とか大雪とかでなければ、基本的にオールシーズン履けますしね。
ローファー自体は怠け者どころか逆に超働き者ですよ。
また1つにローファーといっても様々な種類があるわけです。
コインローファーやビットローファーなど、聞いたことありますよね。
そんな状態では本当に何をどこから選べば良いのかわからなくなってしまう。
じゃあワタシがまとめてあげよう!ということで今回の記事を書いているわけであります。
というわけで今回は、革靴オタクである私が、「コインローファー買うならまずはここでしょ」というブランドを超個人的意見を交えながら4つ選んでみました。
コインローファーというのは、みなさんが想像する一番普通のローファーのことです。
みなさんが「ローファー」と聞いて一番最初に想像するタイプの形(出典:GU )
あまりたくさん選んでも逆に迷ってしまうと思うので、とりあえず4つ。
異論は受け付けます。
他のローファーも今後まとめる予定ですので、お楽しみに。
前置きが長くなってしまいまいしたが、コインローファーを探している方はぜひ参考にしてみてください。
では早速いきましょう。
G.H.Bass
1つ目のおすすめブランドは、G.H.Bass(ジーエイチバス)です。
こちらは1876年にアメリカで創業した超老舗のシューズブランド。
ローファーを初めて作ったブランドと言われており、元祖ローファーブランドと呼ばれています。
当初はローファーという名前ではなく「WEEJUNS(ウィージャンズ)」という名前で発売されていました。
その名残で、インソールに「WEEJUNS」の文字が入っています。
バスのローファーは、軽く、履きやすく、見た目も良く、値段も手頃です。
マッケイ製法という製法で作られています。
この製法ですと、履き始めから足に馴染みやすく、かつ見た目がスタイリッシュになるという特徴があります。
ただスタイリッシュなだけでなく、ほんの少し雑なアメリカの雰囲気もあるところが個人的には好きです。
アッパーにはガラスレザーという、表面に加工がされてあるレザーを使用しています。
この光沢感はまさにバスの代名詞。
クリームは染み込まないですが、その分手入れなども特に気にせずガシガシ履くことができます。(ブラッシングは必要)
おすすめのモデルはローガン。
バスの中では最も有名なモデルですね。
似たモデルにラーソンがありますが、個人的にはよりミニマルな印象のローガンの方が使いやすいと思います。
値段は25,000円で、高級革靴の登竜門である3万円を切るプライス。
軽い雰囲気で履きやすい、でもしっかりとした品質も担保したいという方には、一番おすすめしたいローファーブランドです。
J.M.ウエストン
2つ目のおすすめブランドは、J.M.ウエストン。
こちらは1891年にフランスで創業したブランド。
これも先ほどのバスと同様、超老舗のブランドですね。
ウエストンというと、一番有名なモデルはUチップのゴルフが挙げられると思いますが、
それと同じくらい定番かつブランドを代表するモデルが、180シグニチャーローファーです。
出典:ISETAN MEN’s
この完成されたフォルム。
まさにキングオブローファーと呼ぶにふさわしいです。(誰も言ってませんが)
200足以上の試行錯誤を経て誕生したラスト(木型)は、誕生から70年経った今でも変わらず使われているようです。
グッドイヤー製法で作られており、ソールの張り替えが何度もできるのはもちろん、
使われているレザーもデュプイ社のキップレザーという、最高級のもの。
見るだけで惚れ惚れします。
また、ややショートノーズ気味のフォルムは、まさに究極のスタンダードと言えるでしょう。
ウエストンでよく言われるのが、万力締めと呼ばれるタイトフィッティング。
足に馴染むと最高の履き心地を提供してくれる一方で、慣れるまでは修行のように痛いという声をよく聞きます。
ただ最近はそうでもないように感じます。
ワタシも先日ウエストンへ試着しに行きましたが、特にタイトフィッティングを進められることはありませんでした。
他のブランドと違い、ウィズ(横幅)がAからFまで選ぶことができるので、
自分にぴったり合った1足を選ぶことができるんですよね。
値段は110,000円と目が飛び出る価格ではありますが、この価値は間違いなくあります。
靴にはお金かけた方がいいですよ、絶対。
とにかく最高のローファーが欲しいんや!!という方には一番おすすめしたいブランドです。
ジャランスリワヤ
3つ目のおすすめブランドは、ジャランスリワヤ。
これまた聞きなれないと覚えづらいブランド名。
インドネシアのシューズブランドですね。
ハンドソーンウェルテッド製法という、アッパー・中底・ウェルトを手作業で縫い付けるというとんでもなくめんどく大変な製法で靴を作っていることで有名です。
コスパの良い革靴と聞くと、必ずと言って良いほど名前があがるのがこのジャランスリワヤ。
先ほど話したハンドソーンウェルテッド製法で作られていることに加え、上質なカーフレザーを使用しているので、そりゃコスパいいですよねっていう話。
形はどちらかというとフレンチトラッドで、ウエストンのローファーに近いですね。
カジュアルより少し綺麗めな印象。
カカトも比較的小さめにできているので、日本人の足にフィットしやすいです。
おすすめのモデルは、98589。
ジャランの中では定番のモデル。
とりあえずこの品番を選んでおけば間違い無いでしょう。
モデル名とかあればわかりやすいんですが、数字だけなんで覚えにくいんですよね。
出典:ZOZOTOWN
個人的には、インソールに彫りで入っているブランドロゴが好きです。
B&Yで別注品などを見ることが多いですが、それだと手書き風に変更されているんですよね。
それもそれでかっこいいんですが、個人的にはオリジナルロゴ推し。
セレクトショップで取り上げられているということは、それだけ良い靴という証拠でもあります。
値段も大体35,000円程度なので、高級革靴としては比較的買いやすい値段です。
少し綺麗めで、かつしっかりとした作り、でも値段も少し抑えめなローファーが欲しいという方には、一番お勧めしたいブランドです。
WHEEL ROBE
4つ目のおすすめブランドは、WHEEL ROBE(ウィールローブ)。
これはワタシが以前からずっと推している、日本のブランド。
2015年にスタートしたばかりですが、最近どんどんと知名度を上げてきている印象。
そりゃあそうですよ、めちゃくちゃ良い靴作ってるんですから。
雑誌にも良く取り上げられています。
ワタシはパンチドキャップトゥを持っていますが、実はローファーがかなり名作。
基本はアメリカ靴をベースとしたラフな印象ながらも、日本人の足に合わせた設計と丁寧な作りが特徴。
さらにホーウィン社のクロムエクセルレザーを使っていることが他にはない大きな違いですね。
出典:Qurious
モカ縫いもしっかりと手縫いで行われています。
ソールは最初からハーフラバーが装着されており、またヒールにはキャッツポウを使用するなどこだわりが満載。
(キャッツポウはもうすぐ使われなくなるという噂も・・・)
他ブランドに比べ革の厚さも2倍以上あるので、何も気にせずガッシガシに履くことができます。
もちろんグッドイヤー製法なので、ソールの交換もできます。
値段は48,000円程度で、少々手が出しづらい価格帯に差し掛かっているかと思いますが、
これかなり良い靴なので、本当に出す価値はあります。
しっかりと日本人の足に合う、ガシガシ履いても問題ない、それでいて美しいフォルムのローファーが欲しいという方には一番おすすめのブランドです。
こんな人におすすめ
というわけで今回は、個人的におすすめのコインローファーを4つ紹介しました。
それぞれのブランドを簡単にまとめるとこんな感じ。
軽い雰囲気、履きやすい、でも品質も担保したい、手頃な価格が良い
→G.H.Bassがおすすめ
とにかく最高のローファーが欲しい
→J.M.ウエストンがおすすめ
綺麗め、しっかりとした作りと質、値段は少し抑えめが良い
→ジャランスリワヤがおすすめ
日本人の足に合う、ガシガシ履いても問題ない、美しいフォルムが良い
→ウィールローブがおすすめ
ローファーは1つあると本当に便利なので、だからこそ良いものを買った方が絶対に良いです。
服のトレンドは移り変わりますが、「おしゃれは足元から」はどの時代も不変。
良いローファーと出会えることを祈っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。