今回は新社会人のあなたへ向け、革靴についてお話しします。
私もそうだったんですが、社会人になりたての頃ってほんと何を買えば正解なのかわからないんですよね。スーツ、鞄、時計・・・など、買うべきアイテムの種類もたくさん。
その中でも選ぶのが難しいのが靴。特に革靴です。スニーカーと違い、パッと見で同じような見た目だからこそ、何を買えば良いのかわからない。私も社会人になりたての時はそうでした。今や遠い昔ですが。
というわけで今回は、そんな悩める新社会人の方に向けて、革靴を選ぶポイントとおすすめの革靴を3つ紹介したいと思います。
これを読めば、とりあえず最初に何を買おうか迷うことはなくなるでしょう。
Contents
新社会人が革靴を選ぶポイント3つ
新社会人が革靴を選ぶポイントは以下の3つ。
①黒のストレートチップ
②手入れに気を使わない素材(水に強いとなお良い)
③歩きやすいかどうか
順番に解説していきます。
黒のストレートチップであること
1つ目のポイントは、黒のストレートチップであることです。
まず色について。
「少しオシャレしてやろう」と明るめのブラウンを選ぶ方が結構いるんですが、足元が浮いて逆にオシャレではなくなるのでやめておいた方が良いです。
ダークブラウンも悪くないんですが、最初に買うことを考えるとまずは黒一択。基本の色ですし、ビジネスだけでなくどんな場面においてもまず間違いないカラーだからです。「何ベージュの靴履いてきてんだよ」はあっても、「なに黒の靴履いてきてんだよ」とはならないですからね。
そして形はストレートチップ。つま先(トゥ)に一本横線が入っている形を指します。
革靴の中で最もフォーマルな形とされており(諸説ありますが、まあ一旦ここはこれで)、冠婚葬祭どこに履いて行っても恥ずかしくないものです。
もちろんビジネスにおいても同様。フォーマルが故に普段着と合わせるとちぐはぐになるのでお勧めしないですが、スーツなどかっちりした服装にはこのくらいフォーマルに振り切った方が良いです。変にローファーとかで外す!とかよりね。
そしてできれば外羽根よりフォーマルとされている内羽根のものを選んだ方がベター。間違ってもモンクストラップやスリッポンなどは選ばないように注意を。(最初はね)
ここで大事なのが、「せっかく買うなら普段も履ける方が良いんじゃないの」という考えを捨てることです。これは主観もありますが、どちらにも使える靴というのは、結局コーディネートが中途半端になってしまう為です。
フォーマルならフォーマル用、カジュアルならカジュアル用と分けた方が良いです。
手入れに気を使わない素材(水に強いとなお良い)
2つ目のポイントは、手入れに気を使わない素材かどうかです。
革靴は高ければ高いほど良い革を使っています。そして良い革というのは比べてみると一目瞭然で、きめ細かさが違うんです。(とはいえ5万円を超えるとぶっちゃけそこまで差は分かりませんが)
そして高い革靴は、多くがグッドイヤーウェルト製法にて作られています。これは簡単にいうと、ソール(底)を取り替えることができる作りのことです。なのでアッパー(上の部分)の手入れをしっかりしていれば、半永久的に履くことができます。
良い革は手入れをすればするほど味わい深くなり、それがかっこよさにつながります。高い革靴を買った方が良いとよく言われているのは、これが理由。
ただしそれは、「しっかり手入れをすれば」という前提のもとであることをお忘れなく。手入れが習慣がつくかどうかは、人によります。
そのため最初から高い靴を買うと、手入れの習慣がつかずにすぐにダメにしてしまう可能性もあります。これは非常にもったいない。
なので最初は、極力手入れをしなくとも良い素材を選ぶことをお勧めします。
代表的なのが表面に加工がしてあるものや、合皮。クリームなどは浸透しないですが、その分、水や他の汚れもつきにくい。もちろんブラッシングなどはした方が良いですが、それでも通常のレザーと比べると手間をかける時間は圧倒的に少なくなります。
最初はこのあたりのものを買って、自分が手入れができる人間かどうか判断しましょう。それで「手入れできそう」となれば、もう少し高い革靴を買う、とかで良いです。
歩きやすいかどうか
3つ目のポイントは歩きやすいかどうか。
新社会人の方は革靴に慣れていない方がほとんどだと思います。最初からレザーソールやダイナイトソールといった固いソールのものを履くと、足元の疲労が余計仕事の辛さを助長する、なんてことにもなりかねません。
なので最初に買うなら、できるだけ歩きやすいもの、できればスニーカーと同じくらいの履き心地のものが良いです。
スニーカーなら今までたくさん履いてきたと思うので、すんなりと馴染むはずです。ストレスなく履けるかどうかって結構重要なので。
おすすめの革靴ブランド3つ
私が今新社会人だったら、とりあえずこの3つから選ぶだろうな、というものを紹介します。
王道ばかりですが、王道というのは良いから王道となっているのです。最初から革靴でそこまで周りと差をつける必要はありません。(何度も言ってますが大事なのは革靴の質ではなく、手入れができているかどうか)
値段は15,000円前後くらいで選ぶのが良いと思います。いきなり30,000円とか、結構勇気いると思うので。
KENFORD(ケンフォード)
1つ目のおすすめはKENFORD(ケンフォード)。リーガルの弟ブランドですね。
このブランドはとにかく形が綺麗。以前Xで名前を隠してケンフォードの写真を載せたら、エドワードグリーンと言われたことがありました。(イギリスの超一流ブランド)
素材は表面に加工された光沢感のあるレザーを使用していることがほとんど。そのため雨にも強いです。(もちろん水滴がついたら拭く必要はありますが)
歩きやすさは普通なので、実際に履いてみるのが良いですね。
おすすめはKN72。トゥがちょうどいい丸み(チゼルトゥ)のため、変に決まりすぎず、かといってカジュアルすぎない雰囲気が素晴らしいです。
価格は16,500円(税込)なので、最初の靴としては出してもいいレベルかと。
texcy luxe(テクシーリュクス)
2つ目のおすすめはtexcy luxe(テクシーリュクス)。アシックスの子会社であるアシックス商事がリリースしているシューズです。個人的には一番推してます。
アシックスを親会社に持つだけあり、歩きやすさ、履き心地が抜群な点が一番の特徴。これを履いてマラソンをした人もいるとかいないとか・・・。
形は綺麗ですが、前述するケンフォードと比べるとややポッテリした印象。とにかく歩きやすい靴を選びたい、という方は間違いなく候補に入れておくべきでしょう。
おすすめはTU-8014。ゴアテックスを使用した、雨の日でも履けるストレートチップです。
ゴアテックスの説明は特に必要ないと思いますが、「外からの水を通さず、かつ内側の湿気を逃す」という高機能素材。アウトドアのウェアなどによく用いられています。
ビジネスウェアを着て出勤する以上、雨の日だけ長靴とかは現実的ではありません。なのでこのような雨の日用の靴は1足持っておいた方が良いでしょう。
値段は17,600円でやや高価ですが、出す価値は間違いなくあります。
MIZUNO(ミズノ)
3つ目のオススメはMIZUNO(ミズノ)。言わずと知れた、超有名スポーツメーカーです。
野球やバレーなどのスポーツ用品だけでなく、そこで培ったノウハウを活かしたビジネスアイテムも出しています。
歩きやすさはもちろん、2層の硬度の異なるフォームを波形形状に重ね合わせたミズノウェーブ構造という作りにより、安定性と高いクッション性を持っているのが特徴。(モデルにもよりますが)
テクシーリュクスと同じく、機能性は抜群。両ブランドとも良いので、あとは好みですね。インソールのロゴとか、気になる人は気になるでしょうし。
おすすめはエクスライト ST 2。前述した機能性に加え、履き口をサイドゴア仕様にすることで脱ぎ履きもしやすくなっています。
なので見た目のフォーマル度はやや下がるのですが、よほどこだわりのある方でない限り問題ないでしょう。冠婚葬祭でも問題なく履けます。
アッパーも天然皮革を使っているので、安っぽさもあまりありません。その分手入れは必要ですけどね。
値段も13,200円と安いので、初めて革靴を買う人でも手が出しやすいのも良いです。
まとめ
新社会人が革靴を選ぶポイントは3つ。
①黒のストレートチップ
②手入れに気を使わない素材(水に強いとなお良い)
③歩きやすいかどうか
それをもとに選ぶとしたら、
・KENFORD(ケンフォード)
・texcy luxe(テクシーリュクス)
・MIZUNO(ミズノ)
から選べば間違いありません。
もちろんそれ以外にも素晴らしい靴はたくさんありますが、選ぶのもめんどくさいという人はとりあえず上の3つから選びましょう。
靴はその人の印象を決める重要なアイテム。特に新社会人は第一印象が命。初めての職場で失敗しないように、間違いのないアイテムを選んでください。
ではまた!