こんにちは、たいむです。
先日こんなツイートをしました。
10万円給付されたら普段は手が出せなかった王道ブランドの革靴を買ってみるのもいいかもね。どれも10万以下で買えるやつ。パッと思い浮かぶのだと、
・パラブーツ
・クロケット&ジョーンズ
・トリッカーズ
・チャーチかなあ。王道は王道たる所以がある。自らの足で試してみる価値アリ。
— thyme(たいむ) | 革靴ブログ (@mr_thyme) May 11, 2020
今回は、10万円あったら買いたい革靴ブランドについてお話しします。
10万円あったら何を買うかなと考えた時に、色々な候補が思いつくと思うんですが、
その中の一つの考えとして、今までは手が出せなかった憧れの王道ブランドの靴を買うっていうのもいいんじゃないかと思います。
どれも値段は10万円を超えない程度のもの。
じゃあ、10万円を超えない程度の王道ブランドってどんなものがあるか?と考えた時に、個人的には以下の4ブランドを推します。
①Paraboot(パラブーツ)
②Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)
③Tricker’s(トリッカーズ)
④Church’s(チャーチ)
この4ブランドは、雑誌でみない日がないくらい有名なブランドです。
とはいえ、やはり値段が高いのも事実。
一般人がおいそれと買えるような値段ではありません。
しかし、一生に一度くらいはばしっと買い物をしたくなる時ってあると思います。
10万円を越さないくらいの値段で買えるので、最初の大きな買い物としてはまあまあいいんじゃないかと。
というわけで、早速みていきましょう。
Contents
Paraboot(パラブーツ)
1つ目のおすすめブランドはパラブーツです。
フランスのブランドですね。
服に興味のある人なら、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
価格は7〜8万円です。
見た目がコロンと丸まっこいものが多いので、ドレスというより、カジュアルなイメージが強いですね。
私も普段ばきすることの方が多いです。
(仕事の時はジャケパンに合わせます)
またパラブーツの靴によく使用されている「リスレザー」という革は、水にとても強いという特徴があります。
なので雨の日でも気にせず履けることができるのもかなり大きいポイント。
ロウ分がたっぷり入っているので、ずっと放っておくと白くなる(ブルームと言います)のですが、ブラッシングしてあげるとすぐに戻ります。
お店に置いてあるやつは白くなっていることが多いので、機会があれば見てみてください。
また「ノルウェイジャン製法」という登山靴によく使われる製法(めっちゃ頑丈)を使っていたり、オリジナルのラバーソールを使っていたり、「なんも気にせず履け」と言わんばかりのゴリゴリ感も個人的に好きです。
まあ一つ持っておいて損はないですね。
おすすめモデル「シャンボード」
おすすめのモデルはシャンボードです。
パラブーツといえば真っ先にこのモデルが出るくらい、定番となっています。
(本場フランスでは三番目くらいの人気と聞いたことがあります)
Uチップかつ丸みを帯びた形が、本当に使いやすい。
特にデニムとの相性は最高です。
私も3年ほど愛用していますが、本当に買ってよかった。
「迷ったらとりあえずこれ」という靴になっています。
ファッション雑誌には必ずどこかに載っているイメージがあります。
やはり人気があるのにはそれなりの理由があるんだなと思わせる靴。
大手のセレクトショップであれば大体売っているので、購入場所には困らないと思います。
サイズは大きめなので、試着を忘れないようにしてくださいね。
Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)
2つ目のおすすめブランドは、クロケット&ジョーンズです。
革靴の本場、イギリスの超有名(かつ超老舗)ブランド。
価格は大体8〜10万円です。
イメージはドレスですね。フォーマルシーンで使う。
個人的には普段使いというより、スーツにバシッと合わせたい。
創業が1879年と、超老舗のこのブランド。
100年以上もOEM(他ブランドの外注制作)によって培われたその実力は折り紙つき。
また、世界で一番多くの「木型」を持つブランドでもあります。
(木型というのは、靴の基本の形のことです)
なかなか自分の足に合う靴がないな、と感じている人は一度クロケット&ジョーンズの靴を探してみるのもいいかもしれません。
なんたって世界で一番多くの木型を持っているわけですからね、一つくらい合う形はあるでしょう。
際立った派手さはないものの、100年以上の歴史のつまった技術を持ってして作られる靴は、確実に一生モノになるはずです。
ここぞという場面の靴を探してるなら、クロケット&ジョーンズ一択ですね。
おすすめモデル「オードリー」
おすすめのモデルはオードリーです。
ストレートチップのモデルです。
つま先がスクエアトゥと呼ばれる、少し角ばった形をしているのが特徴です。
私はハンドグレードラインという、クロケット&ジョーンズの中でも上位のラインのものを持っていますが、革のきめ細かさや作りの丁寧さなど、本当に非の打ち所がありません。
革質とかよくわからないって人でも、「これはいい革だな」と分かるほどです。
ストレートチップって、社会人であれば一つは持っておくべき靴です。
そして誰もが持っている靴だからこそ、いいものを身につけた方がいいんです。
自分の中のとっておきドレスシューズを選ぶなら、クロケット&ジョーンズが選択肢に入らないことはないでしょう。
Tricker’s(トリッカーズ)
3つのおすすめブランドはトリッカーズです。
これまたイギリスの超老舗ブランド。
価格は大体7〜9万円くらい。
創業は1829年と、クロケット&ジョーンズの1879年より50年も早い。
およそ200年前です。半端ないくらい前。
トリッカーズの特徴はそのクラシックな雰囲気と頑丈さにあります。
ブローギング(穴飾りのこと)を見ると、ああトリッカーズだなあって感じます。
またアッパーとソールがめちゃめちゃ固く、足に慣れるまでに相当な時間がかかります。
それだけしっかりと作られているってことです。
そんな固い靴が自分の足にようやく合ってくる瞬間て、想像しただけでも超うれしいですよね。
個人的にはトリッカーズはカジュアルに普段ばきしたいですね。
ドレス!というよりはカジュアル服装をシメる感じで使う方が好きです。
おすすめのモデル「バートン」
出典:amazon
おすすめのモデルはバートンです。
トリッカーズらしい、外羽根フルブローグ(ウイングチップとも言います)のモデル。
トリッカーズを買うなら、まず外せないモデルですね。
クラシックな雰囲気が本当に絶妙で、ドレス感もありつつどこか可愛らしさもある素晴らしい靴です。
主張の強いウェルト部分が、関係しているのかもしれません。
普段の服装で足元をこいつにするだけで全然雰囲気変わります。
色はエイコンと呼ばれる淡い黄色のような色がおすすめです。
個人的に一番トリッカーズっぽいなと思います。
エイジングもわかりやすいですからね。
見る人によっては一発でトリッカーズとわかるくらい、唯一無二の雰囲気です。
先ほども言いましたが、バートン含めトリッカーズの靴は超固いので、慣れるまではかなり大変だと思いますが、その分ずーっと使える靴になるかと思います。
クラシックな靴を探している人は、第一候補に挙がるブランドですね。
Church’s(チャーチ)
4つ目のおすすめは、チャーチです。
こちらもイギリスの超有名ブランド。
「英国既成靴の父」とも呼ばれています。
価格は大体7〜9万円です。
こちらも創業は1873年と、かなりの老舗ブランド。
1999年にプラダに買収されて以来、それまでの木型よりスタイリッシュになったものの、その技術力は衰えることなく、現在も革靴界を代表するブランドとして確固たる地位を築いています。
チャーチはドレスとカジュアル両方いける万能さがウリです。
(もちろんモデルにもよりますが)
チャーチは新品ももちろんいいのですが、プラダ買収以前の伝統的なモデルも人気です。
これを旧チャーチと呼びます。聞いたこともある方はいるのではないでしょうか。
旧チャーチはインソールのロゴに都市の名前が書いてあります。
(一番古いものは書いてありません。)
その都市の数によって「旧チャーチ」「旧旧チャーチ」なんて呼んだりもします。
好きな人にとっては本当にたまらないブランドです。デッドストックの状態で買えるのであれば即購入をおすすめします。
おすすめモデル「シャノン」
出典:amazon
おすすめは「シャノン」です。
つま先になんの飾りもない、プレーントゥのモデルです。
外羽根プレーントゥの代表格ともいわれるほど、名作です。
全体的にボリューム感のある見た目ながら、洗練された雰囲気と堅牢さを兼ね揃えた万能靴。
カントリーテイストとドレス感を兼ね揃えた、非常にバランスの良い靴ですね。
また「ポリッシュドバインダーカーフ」と呼ばれる樹脂加工された革を使用しており、天候を気にせず履くことができるのも大きなポイント。
せっかくの高い靴なんだから、たくさんのシーンではけた方が良いに決まってます。
プレーントゥは一足あると本当に重宝するので、まだあまり革靴の数がない方は真っ先にチェックすべきです。
チャーチは百貨店にいけば大体買えますが、旧チャーチだけはヴィンテージショップにいかないとどうしようもないので探してみてください。
まとめ
今回は10万円以下で買える、超有名な革靴ブランド4つを紹介しました。
とにかく、これらのブランドから選べば外すことはあり得ません。
まず間違いなく、一生の相棒として活躍してくれるでしょう。
最初の高い買い物であれば、失敗したくないですよね。
この4ブランドを眺めて、「なんかいいな」と思ったものを買ってみるのもいいかもしれません。
フィーリングって結構大事。
ずっと前から狙ってたものより、衝動買いしたものの方が結局長く使っているなんてこともよくあります。
twitterやInstagramでも発信しておりますので、そちらもチェックしていただけると嬉しいです。
それでは今日はこの辺で。
最後まで読んでいただきありがとうございました。