こんにちは、タイムです。
今回は前回に続きシャンボードのお話。
みなさんぶっちゃけシャンボード欲しいですよね?
多分この記事を読んでるということは、そういうことだと思います。
じゃあ実際に履くとどんな感じなのか、気になりませんか?
だって70,000円もするんですよ、靴一足に。冷静に考えてヤバいと思います。
そこで今回は、シャンボードを3年半履き続けたワタシが、みなさんのために赤裸々にレビューをお届けしたいと思います。
それぞれ良かった点と悪かった点を3つずつご紹介します。
これからシャンボードを買おうか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
Contents
良かった点
シャンボードを履いてみて良かった点は以下の3つ。
①持っている服にめちゃめちゃ合わせやすい
②革靴なのに履き心地が良い
③経年変化(エイジング)が最高にかっこいい
順番にお話しします。
持っている服にめちゃ合わせやすい
1つ目は、持っている服にめちゃめちゃ合わせやすいという点です。
やっぱりこれが一番ですね。
この合わせやすさが、人気の要因でもあります。
全体的に丸みを帯びて可愛らしい雰囲気がありながらも、全体的なバランスはしっかりと取れている。
よく聞く言葉で言えば、「合わせる服を選ばない」とはまさにこのことだなと。
それでいて、革靴特有のフォーマルさも合わせ持っているので、
全体がカジュアルになりすぎた場合でもほどよく引き締めることができます。
何を履くか迷ったらこのシャンボードを履くことが多いので、これは本当に買ってよかったなと思えるポイントでした。
革靴なのに履き心地が良い
2つ目の良かった点は、革靴なのに履き心地が良いという点です。
革靴というと、履いた時のカチコチ感など固い履き心地をイメージする人って多いと思います。
ですが、シャンボードの場合はそれがありません。
その理由はソールにあります。
シャンボードに使われているソールは、パラテックスソールというパラブーツオリジナルのソールです。
自社でソールまで作っているブランドは中々ないので、そこもパラブーツの魅力の一つですね。
で、こちらのソールですが、私が感じたメリットは3つ。
・履き心地が柔らかい
・減りづらい
・雨に強い
その中でも個人的には、履き心地が特にいいなと思いましたね。
さすがにスニーカーほどはいきませんが、フカフカしており新品時から特に違和感なく履くことができました。
「革靴って疲れそうだからなんとなく嫌だ」
と言う方にはぜひ一度履いて欲しいですね。
経年変化(エイジング)が最高にカッコいい
3つ目の良かった点は、経年変化(エイジング)が最高にカッコいいという点です。
基本的に革靴って履けば履くほどカッコよくなるんですが、シャンボードはその中でも頭ひとつ抜けるくらいのかっこよさがあるなと感じました。
買った当初はこんな感じ。
未使用なので当然ではあるのですが、セレクトショップで見かけるような「ザ・新品」て感じです。
ブルーム(リスレザーを放置していると滲み出てくる白いロウ)は出ていませんが、特にシワもなく全体的にのぺっとした感じです。
これはこれでカッコいいんですけどね。
で、3年半履いた今はこんな感じ。
リスレザー特有のツヤと履きシワが最高です。
実際に見るとマジでイけてます。
ただこれは、しっかりと手入れを欠かさず行ってきたことも関係していると思います。
革靴って新品の時が一番かっこいいわけではないんです。
手入れをしながら長く履き続けることによって、自分だけの味が出てくる時。
これが一番革靴が光る時だと思っています。(色んな意味で)
そう考えると、靴の手入れってやっぱり大事ですね。
悪かった点
ではここからは逆に、悪かった点をお話しします。
それは以下の3つ。
①スーツには合わない
②他の人と被ることが多い
③雨靴用としては物足りない
順番にお話しします。
スーツには合わない(ちぐはぐになる)
1つ目の悪かった点は、スーツには合わないという点です。
これ、結構気になっている人も多いんじゃないでしょうか?
私は今スーツを着る機会ってほとんどないんですけど、みなさんの中にはスーツを着てお仕事をされる方も多いと思います。
7万円もして買った靴であれば、せっかくならスーツにも合わせたいなって思いますよね。
でも残念なことに、スーツにシャンボードは合わないことが判明しました(私調べ)。
特に今って、全体的に細身のスーツが流行っていると思うのですが、
そのようなスーツに合わせると、服はピシッとしているのに足元だけやけにボリューム感があって、
全体的にチグハグになっちゃうんですよね。
お互いの良さを打ち消しあってしまうんです。
納豆と卵を混ぜるとお互いの栄養素を打ち消しあってしまうように。
全体的にゆとりのあるクラシックなスタイルであれば別なんですけど、
基本的にスーツに合わせる靴は下手にカジュアル感を出すよりも、
内羽根の靴を合わせてフォーマルに全振りした方が確実に良いです。
なのでオンオフ兼用で購入を考えている方は、一度冷静になることをオススメします。
他の人と被ることが多い
2つ目の悪かった点は、他の人と被ることが多いという点です。
私は東京に住んでいますが、渋谷などの服好きが集まるスポットでは特に多い印象です。
シャンボードはかなり有名な靴で、セレクトショップに置いてあることも多いので、
これは仕方のないことなのかなと思いますけど。
もちろんスニーカーが被るよりはだいぶわかりづらいのですが、
それでもパラブーツは緑タグがあるので、すぐにわかってしまうんです。
シャンボードを履くのであれば、他の方と被ること前提で購入することをおすすめします。
ただ「どうしても他と被りたくない!」と言う方は、
パラブーツ内で別のモデルを買うか、他のブランドの靴を買った方が良いです。
以前紹介したウィールローブなどは、ほぼ被らない上に価格も3万円程度抑えられるので、個人的に超おすすめです。
雨靴用には物足りない
3つ目の悪かった点は、雨靴には物足りないという点です。
「シャンボードは雨の日でも問題なく履ける!」とよく聞くのですが、それは半分正解で半分間違いです。
というのも、雨の程度によるんですね。
出かけてる途中に軽く雨が降った程度であれば、全く問題ないです。
それはリスレザーに含まれている油分に加え、ソールが滑りにくいのと雨に強いからです。
ただ、土砂降りの時でも大丈夫かといわれたらそれは違います。
私が想像する雨靴って、土砂振りの日でも履けるかどうかなんですよね。
そう考えると、シャンボードは正直物足りません。
実際私大雨の時に履いて行った時もありますが、普通に中まで濡れましたからね。
(他の革靴に比べると)雨に強いですが、
「あ、今日大雨やん!シャンボード履いたろ!」とはならないですね。
なので、大雨の日を想定している方は注意してください。
大雨用であれば、ハンターの長靴が最強です。
買って良かった靴であることは間違いない
というわけでここまで色々とお話ししてきたわけですが、
なんやかんや買って良かったなと思う靴であることに間違いはないです。
私服で履く分には間違いなくめちゃくちゃ使える靴なので、
もし興味ある方はチェックしてみてください。