こんにちは、たいむです。
先日こんなツイートをしました。
【雨靴】
昨日雨が降りましたね。
雨といえば水。
水は革の天敵です(水分とは別です)。
そんな雨の日でも革靴を履きたい、履かなければならない時ってあると思います。
そんな時
あなたはどの靴を履きますか?
教えてください。 pic.twitter.com/lBpYAd3Ydh
— thyme(たいむ) (@mr_thyme) 2019年3月31日
こちらのツイートを投下したところ、16名の方からの反応があり、そのうち8名の方は素敵な靴のお写真まで貼っていただきました。感謝です。
せっかく雨用の靴を教えてもらったのだから、記事にしてみなさんがいつでも参考にできるようになれればなと思い、今回まとめさせていただく次第です。
雨の日でも革靴が履きたい。
でもどんな靴を履けば良いのかわからない。
そんなとき、
靴が好きな人は、雨の時どんな靴を履いているのか、気になりませんか。
今回の記事では紹介していただいた靴のうち、4足をまとめます。
残りの4足とその他の意見につきましては、後日またまとめさせていただきます。
紹介方法は以下の通り。
①アカウント名
②メーカー等(モデル名その他情報)
③フォロワーさんのコメント
④たいむのコメント
それでは早速見ていきましょう。
Contents
1 ウヰスキーさんのPerfetto/Berwick
①アカウント名
②メーカー等
1枚目 Perfetto(ペルフェット)
ワールドフットウェアギャラリー(以下、WFG)とのコラボ
2枚目 Berwick(バーウィック)
③ウヰスキーさんのコメント
1.スエードにビブラムソールのペルフェット(ワールドフットウェアギャラリーコラボ)
2.ダイナイトのバーウィック
この2足で頑張ってます
④たいむのコメント
【1つ目の靴について】
ペルフェットという靴ブランドですね。皆様はご存知でしょうか。
イタリア語で「パーフェクト」の意味を持ちます。
2007年にスタートした日本のブランドであり、国内外にてその丁寧な靴づくりが評価されています。
緻密かつ繊細な仕上がりは、日本の靴づくりの到達点とも言えるでしょう。
今回ウヰスキーさんが雨用に履いているのは、スエード素材のパンチドキャップトゥ。
WFGとのコラボとのことです。
スエードは雨に弱いというイメージを持っている方も多いと思いますが、実は真逆。
スエードは雨に強い。
なので雨の時の靴にする方も多いです。
ペルフェットといえば、ムラ感のあるアッパーを思い浮かべますが、スエードも良さそう。
カジュアルな印象のスエードですが、靴の形がドレッシーなので、非常にバランスがいいですね。
雨の日以外にも大活躍しそうです。
【2つ目の靴について】
バーウィックのセミブローグシューズですね。
ダイナイトソールなので、アッパーさえ気をつければ雨の日でもいけます。
バーウィックはスペインのアルマンサという地で生まれたブランドで、この地で1707年に起きた「アルマンサの戦い」で功績を挙げた、Berwick公爵を称え、その名をブランドネームとしました。
同ブランドを愛する職人が、グッドイヤーウェルト製法を用いて、確かな靴づくりとを行なっています。
バーウィックはそのクオリティの高さのわりに値段が非常にリーズナブルなことでも有名ですね。
2〜3万円台で購入することができます。
今回のセミブローグシューズも、革の輝きがいいですね。
バーウィックの、職人さんの愛情が伝わってくるようです。
しっかりと主張の強いブラウンが、個人的に好みです。
革は雨に強いわけではなさそうなので、履いた後はしっかりとケアをしてほしいところです。
2 mokiさんのParaboot
①アカウント名
②メーカー等
Paraboot ARLES(アルル)
③mokiさんのコメント
パラブーツのアルルですね!! 最近はほとんど雨の日用です
④たいむのコメント
パラブーツといえばシャンボード、ミカエル、ウィリアム辺りのモデルを思い浮かべる方が多いと思いますが、今回mokiさんが雨用の靴に使用しているのは、プレーントゥのモデルである「アルル」。
ラストはアヴィニョンと同じで、シャンボードと比べるとロングノーズで締まった印象です。
ビジネスカジュアルに使いやすそうなフォルム。
パラブーツを雨の時に履く方は多いと思いますが、その理由はアッパーに使用されているリスレザーと全天候型のソール(アルルはグリフⅡ)です。
たっぷり油分を含んだリスレザーは、多少の雨であればびくともしません。
またパラブーツオリジナルの自社ソールは、歩きやすく足なじみが良い上に、全天候使えてしまうのが良いですね。
パラブーツにしてはシュッとしているアルルですが、写真をみるとやはりどこか可愛らしい雰囲気もありますね。
ドクターマーチンのプレーントゥシューズはよく見かけますが、それと比べると同じプレーントゥでもだいぶ違いますね。
優劣があるわけではないのですが、個人的にはアルルの方が好み。
とても素晴らしい靴です。
3 babooconさんのJ.M.WESTON/RENDO
①アカウント名
②メーカー
1枚目 J.M.WESTON
641(ゴルフ) ブラック/ブラウン
2枚目 RENDO
7701?(推測)
③babooconさんのコメント
休日ならゴルフ、仕事の日はRENDOのラバーソールかなあ。(どちらも事前に雨と分かってる場合は防水スプレーかけますけど)
④たいむのコメント
【1枚目の靴について】
ウエストンのゴルフですね。正式なモデル名は「641」。
ウエストンといえば、180(ローファー)かゴルフを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ゴルフはアッパーにロシアンカーフという革を使用していて、これが非常に耐久性が強く、相手が雨でもその耐久性が発揮されます。
あので、多少の雨であれば中に染みるということはありません。
加えて、ソールもラバーソールになっているため、天候を気にせず履くことができます。
別名「ジャーナリストシューズ」と呼ばれ、天候に関係なく外回りをしなくてはいけないジャーナリストが好んで履いていたようです。
ただしその分お値段もそこそこしてしまうのは事実であり・・・
年々値段が高騰していて、2019年現在だと10万程度します。
そのゴルフをブラック、ブラウンの2足持ちしているとは、
「羨ましい」という気持ちが一番最初にあがってきたのは言うまでもありません。
パラブーツのシャンボードとよく比較されますが、形はゴルフの方がドレッシー。
故に、ビジネススタイルにもマッチしやすいんですね。
休日の雨日にゴルフを履いているとのことですが、それ以外にもガシガシ履いていただきたいものです。使わないなら私にく
はあ、かっこいい
【2枚目の靴について】
RENDO(レンド)のキャップトゥオックスフォード(ストレートチップ)ですね。
モデル名は「7701」かと思います。
レンドは浅草に工房と販売所を持つ、日本のブランドです。
2013年にスタートしたばかりの、比較的新しいブランドでありながら、
その確かな技術力や木型・パターンへの拘りが、靴好きの方にドンピシャであり、
現在は革靴界では知らないものはいないほどの人気ブランドとなっております。
今回紹介いただいたのは、「7701」というキャップトゥオックスフォードです。
サイドからトゥにかけての滑らかな曲線が素晴らしいですね。
全体を通して非常にバランスがとれています。
ぜひ手にとってみたいものです。
シワの入りや艶もよく、大切にされていることが伺えます。
黒は色の変化がわかりづらいですが、その分他の所で手入れの具合がわかることが多いです。
値段も5万円しないで購入できますので、個人的にかなりオススメしたいですね。
(実は次はレンドを買おうかなと考えています)
4 なみゃさんのSHETLANDFOX
①アカウント名
②メーカー等
SHETLAND FOX
③なみゃさんのコメント
以前はダイナイト履いていましたが今はこれです。削れたらラバーでオールソールしようと思っています。
④たいむのコメント
シェットランドフォックスのサイドエラスティックですね。
脱ぎ履きが多い方などは、1足あるとかなり重宝すると思います。
日本は靴を脱ぐシーンが多いですからね。。。
シェットランドフォックスとは、皆さんご存知「リーガル」の上位ブランドです。
「ブランドに惑わされない、日本人のための日本製の靴ブランド」をコンセプトに靴作りを行なっており、フィッティングやはき心地の良さを追求しつつ、大人のお洒落さも兼ね揃えた靴ブランドとして、人気を博しています。
今回見せていただいたこちらの靴ですが、アッパーは特に雨に強い仕様ではなく、ソールもレザーソールのため、一般的な晴れの日用の靴です。
この件について持ち主であるなみゃ様に訪ねてみたところ、
・(一般的に雨に強いと言われている)ラバーソール仕様で欲しい靴がなかった
・雨の日用と思って選ぶと、雨の日以外は履かない靴を選びそうだったため、雨に強い機能はあえて無視して選んだ
という理由からこの靴を選んだそうです。
せっかく買う靴なのですから、たくさん使えるに越したことはないですよね。
雨に強いからという理由で購入しても、そもそも気に入らなければ履く気が起きないですし。
雨にも強い靴で、お気に入りのものがあれば一番いいのですが、そんな都合よく見つかることもまた少ないのかなと思いますので。
なみゃさんの考えも一理あると思います。
今は半カラスの素敵なレザーソールですが、削れてきたらラバーソールに変える予定とのことですので、さらに活躍の場がふえることでしょう。
雨の日用で区別しないとはいっても、さすがにレザーソールに比べたらラバーソールの方がいいですからね。
サイドエラスティックでラバーソール、かなり欲しいです。
5 まとめ 【続きは次回】
今回は、靴好きな人たちが実際に雨の日にはている靴4足を紹介させていただきました。
いかがでしたか。
実際に使っている人の声ですので、より具体的なイメージがしやすかったのではないかと思います。
ご自身の雨靴選びの参考にしていただくことができたのであれば、これほど嬉しいことはなです。
次回も4足(+α)の雨靴を紹介させていただく予定です。
今回とはまた違ったラインナップが目白押しですので、お楽しみに。
それでは今日はこの辺で。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。