こんちには、たいむです。
今回は、内羽根(うちばね)の革靴と外羽根(そとばね)の革靴の違いについてお話しします。
よく、以下のようなことを聞くと思います。
「フォーマルな場所では内羽根の靴を履け」
「カジュアルに履きたいなら外羽根の靴がいいよ」
そう言われても、
そもそも内羽根、外羽根ってなんやねん、
と思う方って多いのではないでしょうか。
今回はそんな方のために、
内羽根と外羽根の違いについてわかりやすく解説していこうと思います。
Contents
内羽根と外羽根の違いは2つ
内羽根と外羽根の違いは2つ。
1つ目は見た目。
2つ目は与える印象です。
ではそれぞれについてもう少し話していきます。
【見た目】甲の前部分の革が違う
1つ目の違いは見た目です。
もう少し言うと、甲の前部分の革のつき方が違います。
靴を一つ見せられても、
これが内羽根か外羽根かわからない、と言うことはよくありますが、
並べてみると結構わかりやすいです。
画像のとおり、
内羽根の靴は紐穴(アイレットやハトメと言う)がついている部分が靴と一体化していますが、
外羽根の靴はそれぞれ独立していて、革がのっかったような状態になっています。
なので内羽根の靴は、紐を外してもその部分を完全に開くことはできませんが、
外羽根の靴は完全に開くことができます。
ちなみに、外羽根のこの部分が開いている様子が競馬のスタートに似ていることから、
外羽根の靴を「ダービー」と呼んだりします。
(内羽根はオックスフォードと呼びます。)
「〇〇ダービー」という靴があったら、
外羽根の靴なんだなと覚えておくといいでしょう。
【印象】内羽根はフォーマル、外羽根はカジュアル
2つ目の違いは印象です。
内羽根の靴はフォーマルな印象、
外羽根の靴はカジュアルな印象を与えます。
フォーマルな場所といえば、
冠婚葬祭、目上の人と会うとき、大事な商談時などがパッと思いつきますが、
そのような時には内羽根の靴を履いた方がビシッと感がでるのでおすすめです。
逆に普段履きには外羽根の靴を履いた方が合わせやすいです。
あえて内羽根の靴を履く、という方もいますが、
最初は外羽根の方がいいでしょう。
外羽根はカジュアルな印象と言いますが、
あくまで革靴の中で、の話です。
なのでスニーカーやサンダルと比べたら、
フォーマル感やきちんと感は比べ物にならないので、ご安心を。
ほどよくて使いやすいです、外羽根の革靴は。
個人的におすすめの合わせ方
ここで、内羽根と外羽根の靴を履く時、
個人的におすすめの合わせ方についてお話しします。
スーツスタイルには内羽根がおすすめ
内羽根の靴は、スーツスタイルに合わせることをおすすめします。
スーツは、男性が着る服の中で最もフォーマルなものです。
なので、靴もフォーマルとされる内羽根の靴を履くのがいいでしょう。
私はスーツスタイル時は必ず内羽根の靴を履きます。
フォーマルなら全身フォーマルに合わせた方が、キマるからですね。
ちなみに履くことが多いのは、
クロケット&ジョーンズとオリエンタル、三陽山長です。
職場でスーツを着用する方は、内羽根の靴を中心にそろえてみてはいかがでしょうか。
ジャケパンや普段履きには外羽根がおすすめ
外羽根の靴は、ジャケパンやカジュアルスタイルに合わせることをおすすめします。
私は仕事でジャケパンスタイルでいくことも多いのですが、
その時は必ず外羽根の靴を履きます。
普段のカジュアルスタイルも同様ですね。
外羽根の靴ってマジでめちゃ便利なんですよ。
外羽根ということでカジュアルさはあるものの、
あくまで革靴なので、きちんと感も出る。
もちろん靴の形にもよるので一概にはいえないですが、
それでも一つあると超絶重宝します。
私は主にウィールローブとパラブーツを履くことが多いですが、
仕事にも普段にあまりにも活躍しすぎて、靴に申し訳ないです。
仕事以外でも革靴を履きたい方は、
外羽根の靴を買ってみてはいかがでしょうか。
ぶっちゃけそんなに気にするものでもない
と、ここまで
内羽根と外羽根の違いについてお話ししてきましたが、
ぶっちゃけそこまで気にする必要もないです。
もちろん上記で話した通り、
フォーマルな服装には内羽根、
カジュアルな服装には外羽根の方が合いますが、
最終的には自分がよければなんでもいいのです。
別にスーツに外羽根の靴(形は気にしてほしいですが)を履いてもいいし、
普段ばきに内羽根の靴を履いてもいいです。
別に決まりはないですし、誰かに罰せられることもありません。
ただし、ほんとに何もわからない方は、
上記のような合わせ方をすれば間違い無いです。
まずは基本の考え方を身につけて、
その上で自分なりの合わせ方を見つけていければいいのです。
何事も、きほんがあってこその応用です。
ファッションも例外ではありません。
革靴の違いを学んで、
もっとファッションを楽しんでいきましょう。
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それでは今日はこの辺で。