こんにちは、たいむです。
先日こんなツイートをしました。
【ご教授を】
5万円以下で、カジュアルに履ける革靴ブランドのおすすめがあればこの豚めに教えてください。
※ 割とガチめに情報を求めています
※ カジュアルな服装に履く事を想定しています。故にコスパ良でもドレス感の強いものはお控えください
※上から目線で本当にすみません— thyme(たいむ) (@mr_thyme) 2019年6月11日
今回は、カジュアルな革靴ブランドについてお話ししたいと思います。
私服でも革靴を履きたい時ってあると思うんです。
でもスーツ時に履くようなドレスシューズを私服と合わせるということではなく、
あくまでも普段の格好にすんなりと合う、そんな革靴が履きたい。そうですよね。
今回は上記のことを踏まえ、
・ドレスシューズ感はなく、カジュアルな雰囲気
・定番でよく紹介されているブランドは紹介しない
・5万円以下で購入可能
そんな革靴を製作しているブランドを6つ紹介します。
前半と後半に3つずつ紹介します。
前半は比較的有名なブランドを紹介します。
それでは早速みていきましょう。
Contents
1 安藤製靴(あんどうせいか)
出典:安藤製靴HP
安藤製靴は、1959年に安藤敏雄氏が創業した、日本の登山靴メーカーです。
本社・直営販売店ともに、を東京の錦糸町にあります。
歴史のあるメーカーです。
ダナーのOEMも手掛けており、実力は折り紙付き。
製作される靴は全てノルウェイジャン製法によって作られています。
有名なPARABOOT(パラブーツ)もこの製法を中心に製作しており、聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
様々な種類の製法の中でも、かなり手間がかかる製法なので、通常はかなり値段が高くなってしまうのですが、安藤製靴は3〜5万程度で買える靴がほとんど。
これ、普通では考えれないです。
中間業者を挟まないためにマージンが発生しない分、お値段を控えめにできるのだと思われます。
加えて、直営店は週3営業で、オンラインでの販売は行っていないという徹底ぶり。
営業日は火曜日、木曜日、土曜日の15時〜18時の間のみ。
理由は、
・一つ一つの靴製作にじっくり時間をかけたいから
・実際に履いてもらい、最適なサイズではないと売りたくないから
です。
こだわりのあるブランドでモノを買うのって、なんだかワクワクしますよね。
革靴界隈においては中々の知名度ではあるものの、一般的に見たらニッチなメーカーではあります。
1−1 オススメのモデル「NERO」
出典:安藤製靴HP
安藤製靴でオススメのモデルは、NEROです。
元々は、バイクに乗る人のためのブーツです。
個人的に、安藤製靴の中ではもっとも服装に合わせやすいモデルだと思っています。
ファッション好きな人の中でも、かなり評価は高いです。
高さは7インチ。
くるぶしが隠れる程度のちょうどいい高さ。
長い丈が苦手な人もすんなり履ける長さです。
また、極厚のオイルドレザーとビブラムソールを搭載。
どんな天気でもかかってきなさいと言わんばかりのハイスペック。
ファッション性の高い見た目にハイスペックな機能を兼ね揃えているにも関わらず、値段は45,360円(税込)という破格。
個人的には6.7万くらいいっても全然おかしくないと思います。
ブーツが欲しいけど、他とあまり被りたくないなと言う方には真っ先にオススメしたいモデルです。
2 WHEEL ROBE(ウィールローブ)
ウィールローブは、工藤類氏が2011年に立ち上げた、日本のブランドです。
「ビジネスとカジュアル、どちらでも使えることをイメージし、シンプルで飽きのこないデザインを提案していくことによって、息の長いブランドにしていきたいと思ったんです」
工藤類
ウィールローブの特徴は2つあります。
1つ目の特徴は木型。
ウィールローブが生産過程で最も大事にしている部分です。
元々アメリカ靴の輸入卸業をしていた工藤氏。
アメリカでの靴を日本に仕入れていくうちに、自分たちの靴を作りたいと言う衝動に駆られたようです。
制約のため、アメリカでは決まった木型のみしか製造することができません。
しかし、アメリカの木型はどれも日本人の足には合わない。
じゃあ思い切って1から始めてみよう、と言う感じでスタートしたのがウィールローブ。
日本人の足に合うよう、日々改良に改良を重ねて出来上がった木型は、私達の足に驚くほどフィットします。
2つ目の特徴は革の厚さ。
今までたくさんの革靴を見てきましたが、ここまで極厚の革を使用している靴はみたことがありません。
通常のビジネスシューズの厚さは1mmですが、ウィールローブは2.2mm。
なんと2倍以上も厚いことがわかります。
使用しているのは主にクロムエクセルレザーで、油分をたっぷりと含んでいるので、天候を気にせず履くことができるのも魅力。
クロムエクセル × 2.2mm = 最強
ほんと、ガッシガシに履けます。
革靴なのに何も気にしなくて良い。
手入れもそこまで気にしなくていいので、めんどくさがりの方にはかなりオススメです。
ライニングはヌメ革から飴色に変化し。アッパーはツヤとシワが入ります。
がっつり手入れは行わず、雨の日にも気にせず履いていたようです。
1年くらい履くと、こんな感じになります。
でもアッパーやソールは一切へたれてません。
最高にかっこいい経年変化だと思いませんか。
ゴリゴリに履き倒せるものなら履き倒してみてほしい、そんなブランドです。
2−1 オススメのモデル「プレーントゥダービー」
ウィールローブでオススメのモデルは、プレーントゥダービーです。
一番合わせやすい形ですし、とりあえずカジュアルな場面で履きたいと考える方はこちらを買っておけば問題ないかと。
他にもモックトゥ(Uチップ)やローファーなども展開しており、正直全部オススメです。
自分のワードローブを把握し、それにあったものを選択するのがベストです。
例えばパラブーツのシャンボードを所持していたら、プレーントゥを買うとか、
チャーチのシャノンを持っていたら、モックトゥを買うとか、そんな感じ。
私が今から買うならプレーントゥかなと思い、オススメさせていただきました。
ちなみに画像は友人に勧めて実際に購入したものですが、かなり気に入っているようで、勧めた私としてもかなり嬉しいです。というか羨ま
(2020年2月、ついに購入いたしました!!!)
3 Church’s(旧チャーチ)
3つ目のオススメは旧チャーチです。
なので、中古市場に目を向けます。
新品のみで考えている方はすっ飛ばして結構です。
今回中古市場にて狙うのは、現行のものではなく、1999年のプラダによる買収以前、俗に言う「旧チャーチ」のものです。
中古市場であれば、状態のいいチャーチが5万円以下で買えることは決して珍しいことではありません。
一度中古市場の旨みを知ってしまうと、新品市場に戻れなくなる方も多いです。
ちなみに現行のチャーチ(新品)で5万円以下で買えるものは一切ありません。
旧チャーチは現行のものと比べ、革質と木型が大きく異なっています。
特に革質については、現行のものとは比べものにならないほどであり、旧チャーチでなければチャーチではないと言う人もいるレベルです。
(実際に触ったりして比べてみると、本当にわかります、面白い)
旧チャーチかどうか見分けたい時は、インソールを見れば一発です。
チャーチのインソールにはいくつかの都市名が記載されており、
LONDON・NEW YORK・PARISの3つが記載されているものが旧チャーチです。
(さらに古いものはLONDON・NEW YORKのみの2つです)
よくチャーチの話題で、3都市とか2都市とか聞いたことありませんか?
これは、旧チャーチのことを指しているのです。
現行のものには上記に加えMILANが記載されています。
3−1 オススメのモデル「GRAFTON」
出典:https://tradeinc.exblog.jp/13264764/
オススメのモデルはGRAFTON(グラフトン)です。
グラフトンは、外羽根フルブローグのモデルです。
有名なモデルだと
・チェットウィンド
・ディプロマット
・コンサル
などが上がりますが、全て内羽根のもの。
カジュアルな服装に内羽根ももちろんいいのですが、今回はよりカジュアルに・・・ということで外羽根のグラフトンをオススメしてみました。
そしてチャーチらしく、フルブローグで。
とはいえ、グラフトンも代表的なモデルであることに変わりはありません。
革は「ポリッシュドバインダーカーフ(ブックバインダーカーフ)」を使用していることが多いです。
この革は雨や雪にも非常に耐久性があるため、天候を気にせず履くことができます。
ガシガシ履けるのはいいですよね。
状態のいい旧チャーチのものが5万円以下であったら、迷わず買ってもいいでしょう。
私も最近探したのですが、サイズがなく断念。
当たり前ですが新規製造は行なっていないので、年々状態のいいものは減っています。
中古市場に抵抗のない方は、ぜひ探してみてください。
4 まとめ
今回は5万円以下で買える、カジュアルに履きたい時にオススメの革靴ブランド3つを紹介しました。
靴に5万円は高いと思われるかもしれませんが、そのくらいの値段を出さないと一生付き合うことのできる靴に出会うのはなかなか至難の技かなと肌感覚ですが思います。
次回の記事では、もう少しニッチなブランド3つを紹介しますので、お楽しみに。
twitterやInstagramでも活動しておりますので、
そちらもチェックしていただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは今回はこの辺で。