こんにちは、タイムです。
先日こんなツイートをしました。
【めっちゃ良いけどあまり有名でないスニーカーブランド】
・Asahi
・PRAS
・NOVESTA
・SHOES LIKE POTTERY
・ZDA pic.twitter.com/s0cSdOgkEQ— タイム| 革靴ブログ・YouTube (@mr_thyme) December 15, 2020
今回は、
マイナーだけど実はめっちゃ良いスニーカーブランドを5つ紹介します。
「スニーカー欲しいけど、他の人と被りたくないな」
「定番のスニーカーはなんか飽きたから良いブランドないかな」
と思っている方はぜひ読んでみてください。
それでは早速いきましょう。
Contents
Asahi(アサヒ)
Asahi/アサヒ
1892年創業。日本製にこだわり、また自分たちにしかできないものづくりへの思いを胸に、生産している。生産工程の見直しや改善、出来上がった製品の耐久性や品質を厳しくチェックする機能にも力を注いでいる。各工程で起こる小さな不具合やロスを、現場のスタッフたちが自ら工夫し改善する活動や、各素材(ゴムや皮革、布など)の研究や検討を行う技術部門の強化、生産に伴う環境配慮への取り組み、品質を高めながらの省力化や自動化への推進など、多角的なアプローチを進めている。これらすべて自社内に部門を置き、地道な耐性試験や素材の物性試験等も続けている。
Asahiは、1892年創業のゴム靴メーカーであるアサヒシューズのオリジナルブランド。
かつではOEM生産を行っていましたが、2016年に満を辞して登場した自社ブランド、それがAsahiです。
スニーカーの聖地?でもある福岡県の久留米市にて製造を行っています。
特徴は、頑丈さと伝統を感じるデザイン、そして値段です。
出典:Asahi公式
バルカナイズ製法という、ソールとアッパーを釜で熱した生ゴムでくっつけるという製法で作られています。
これが非常に頑丈な作りで、スニーカーでありながらガシガシと履くことができます。
せっかく買ったのに、気を使いながら使うのもなんか嫌ですからね。
そして見た目ですが、そこまで主張のない、でも良くみると伝わるレトロ感がたまらないです。
「昔ながらの〜」みたいな感じが好きな人はかなりハマるんじゃないかと。
基本シンプルなので、合わせやすいのも◎。
キャンパス生地も糊付けをしていないせいか、非常にやわらかく履きやすいです。
そして値段が安い。
モデルによっては10,000円をきるものもあります。
まさにコスパ最高ってやつですね。
自分用にも、プレゼント用にも買いやすい。
そんなブランドです。
おすすめのモデル「DECK」
出典:CDC
おすすめのモデルはDECK(デッキ)です。
デック、ではないので要注意。
個人的には一番Asahiらしい靴だと思っています。
バンズのオーセンティックに似ていますね。
シンプルながらも雰囲気のある、非常に良いモデルです。
1970年代のアメリカ製デッキシューズを元に製作をされています。
また、滑りにくいアウトソールを使用しており、道が濡れていても気兼ねなく履けるのも良いですね。
もちろんヴァルカナイズ製法です。頑丈。
スリッポンタイプもあるので、そちらもぜひチェックしてみてください。
PRAS(プラス)
PRAS/プラス
“PRAS”プラスは、アッパーに児島帆布を使用した久留米製バルカナイズスニーカーのレーベルです。
“JAPANISM PRODUCT”とは、単に日本製ということではなく、「真摯さ、繊細さ、愚直さ、誠実さ、謙虚さ、懇切さ」のような目には見えない内面的な日本特質を訴えかけるものである。
そして、それをグローバルに発信し共感を得ることを PRASは目指しています。
PRASもAsahi同様、福岡県久留米市で製作されているシューズブランドです。
久留米市で製作されているだけあって、製法はもちろんバルカナイズ製法。
(これもAsahiと同じですね。)
特徴は、エイジングが楽しめることとと履き心地です。
出典:コロモビト
PRASのシューズは、アッパーに岡山県の児島帆布を使用しています。
岡山といえばデニムで有名ですよね。
国内の帆布の70%を岡山で製造しているほど、綿栽培が盛んです。
そこで作られた丈夫な綿を使用したPRASの靴は、スニーカーでありながら経年変化を楽しめるのが素晴らしい!
汚れたら洗濯もガンガンできるのもポイントですね。
また、日本人の足に合わせた設計をしているので、長時間履いていても疲れにくいことも◎。
バルカナイズ製法で丈夫なので、何も気にせずガシガシ履き倒せるのも良いですね。
旅行の時とか、かなり重宝しそうです。
おすすめのモデル「SHELLCAP LOW」
おすすめのモデルはSHELLCAP LOWです。
PRASの代表モデルですね。
貝殻をイメージしたトゥと赤いヒールパッチが個人的にグッときます。
このように、ぱっと見は非常にシンプルでどんな服にも自然と溶け込むのですが、よくみると細かい部分いデザインや機能性のこだわりがたっぷりとつまっています。
値段は税込で16,000円くらいです。
スニーカーにしてはちょい高めの部類かもしれませんが、バリバリに買う価値はあります。
クリスマスプレゼントとかだと、一番買いやすい値段じゃないですかね。
サイズは少し大きめなので、普段履いている靴より「-0.5cm」か「-1cm」くらいを目安に選んだほうがいいです。
ちなみにワタシは、普段27cmですが、26cmがちょうどいいです。
参考までに。
SHOES LIKE POTTERY(シューズライクポタリー)
SHOES LIKE POTTERY/シューズライクポタリー
「くつって、焼き物みたいにして作るんですね。」
以前、弊社の工場見学にいらっしゃった方から、こんな言葉を頂きました。「ヴァルカナイズ製法」別名、加硫製法。
国内でもごく僅かの工場しか生産することの出来ない、この製法の最大の特徴は、最終工程で加硫缶と呼ばれる“窯”に入れる(ゴムの中に配合した硫黄を化学反応させる)という点です。この製法から生み出される靴には、ソールがしなやかで柔らかい、丈夫で壊れにくい、美しいシルエットを保てるといった良さがあります。
そして何より、熟練の手仕事でしか生み出せない、精巧で美しい“作りの良さ”が魅力です。
そんな“焼き物みたいなくつ(SHOES LIKE POTTERY)”ならではの魅力を、そして私たちが長年培ってきた“まじめな靴づくり”を、是非皆さんに伝えたいと考えました。
有名シューズブランドであるムーンスターと同じ工場で作られているシューズライクポタリー。
意味は「焼き物みたいな靴」です。
これを聞いてピンときたあなたはするどい。
ご察しの通り、こちらも福岡県久留米市にてバルカナイズ製法で作られている靴なのです。
なので、耐久性に優れている。
やはり久留米の靴は最高ですね。
出典:PeLuLu
こちらも非常にシンプルなラインナップが多いのですが、ソール全体が水色になっているのがポイント。
サイドについているムーンスターのマークもとても可愛いです。
ソールに使われているゴムがめちゃくちゃ柔らかいので、履き心地はもちろん良いですし、形崩れしにくいのも◎です。
シューズ ライク ポタリー Shoes Like Pottery メンズ シューズ・靴 スニーカー【03JP Sneaker】White
おすすめのモデル「LOW」
出典:着楽
おすすめのモデルはLOWです。
名前の通り、ローカットのモデルですね。
ハイカットのモデルもあります。
特徴は先ほど話した通りです。
見た目は無印良品のスニーカーに似ていますが、実は機能性や細かなデザインが全然違うんです。
かなりのこだわりが詰まっていながら、値段は9,000円という破格。
色違いで何足あっても困らないですね。
取り扱いしているお店もほとんどないので、かなりおすすめです。
こちらも大きめに作られているので、普段履いている靴より「-0.5cm」か「-1cm」くらいを目安に選ぶと良いでしょう。
シューズ ライク ポタリー Shoes Like Pottery メンズ シューズ・靴 スニーカー【03JP Sneaker】White
NOVESTA(ノヴェスタ)
NOVESTA/ノヴェスタ
旧チェコ・スロバキアのPartizánske(パルチザンスケ)という町。1939年、NOVESTA(ノヴェスタ)はその小さな町にある歴史的な工業地区BATA Industrial Parkの中にひっそりと誕生しました。
ラバーとキャンバスの製品に特化した靴工場は、第二次世界大戦、戦後の冷戦、社会主義時代や国家分裂の歴史の流れを経て現在まで、ミリタリー、ワーク、ラバーブーツ、ランニングシューズなど、純スロバキア産のフットウェアを創業から一貫して作り続けてきました。
チェコ・スロバキアが分裂する一年前の1992年、創業から半世紀の間にヨーロッパを代表する工場として名を上げた工場は純スロバキア産スニーカーブランド、NOVESTAを立ち上げます。以来、NOVESTAはオリジナルブランドとして成長を続けながら世界各国のブランドと共に多様なコラボレーションプロジェクトを世界に発信しています。
NOVESTAはヨーロッパの繊細さ、そして東欧の素朴な質感が残るハンドメイドスニーカーをこれからもお客様に届け続けていきます。
NOVESTAは、スロバキアのシューズブランドです。
スロバキア製と聞くと、リプロダクションオブファウンドのシューズを思い出すのはワタシだけでしょうか。
これまで紹介した3ブランドとは雰囲気がガラッと変わり、ミリタリーライクなシューズを展開しています。
それもそのはず、スロバキアの工場は元々軍のトレーニングシューズを製造していた歴史もあるのです。
世界中の軍用シューズを製作していた技術がたっぷり詰まったノヴェスタのスニーカーは、機能性はもちろん、耐久性とデザインも素晴らしいです。
出典:ファッションスナップ
ジャーマントレーナーとかフレンチトレーナーとか好きな方は、ツボにはまるのではないでしょうか。(ワタシははまりました。)
ニューバランスが好きな人とかにもいいかも。
スポーティライクな雰囲気もあるので、コーデのはずしにも使えそうな万能さもあります。
正直最高のシューズブランドですが、あまり有名でないのが本当に不思議です。
今のうちに買っておくと、先駆者として注目されるかも?(笑)
ノベスタ Novesta メンズ スニーカー シューズ・靴【marathon trail runner】Black
おすすめのモデル「MARATHON」
出典:NOVESTA公式
おすすめのモデルはMARATHON(マラソン)です。
その名の通り、1950年代のマラソンシューズの形を使い復刻したモデルです。
NOVESTAの定番モデルですね。
ポリエステルとレザーのハイブリッドのものと、オールレザー(カウハイド)のものがあります。
前者は22,000円(税込)、後者は33,000円(税込)になります。
個人的にはハイブリッドモデルの方が好きですね。
オールレザーのものもいいんですけど、表面がのぺっとしていて、新品時はそこまで(心に)こなかったんですよね。(おそらく経年変化でだいぶかっこよくなります)
雰囲気はジャーマントレーナーに似ています。
合わせる服を選ばないシンプルさもポイントです。
ノベスタ Novesta メンズ スニーカー シューズ・靴【marathon trail runner】Black
ZDA(ゼットディーエー)
ZDA/ゼットディーエー
1950年代~1980年代、まだチェコスロバキアだった時代のパルチザンスケという小さな町で生産されていたシューズブランドのZDA。当時のソールや型、そして製造していた機械が現存していたことが今回の復活の大きなきっかけとなりました。そのファクトリーに協力を仰ぎZDAは2016SSシーズンより復活することができました。当時の機械を用いて、ひとつひとつ丁寧にハンドメイドで生産されています。
ZDAもNOVESTA同様、スロバキアのシューズブランドです。
雰囲気はNOVESTAに似ているのですが、さらにゴリゴリ感が増しています。
「自分、機能性たっぷりつまってるッス」みたいな雰囲気です。
こういうのに男性は結構惹かれてしまうんですよね。
ワタシも大好きです。
出典:O.L.D
ハイテク感とレトロな雰囲気を両方持っているという、唯一無二のシューズブランドです。
機械も昔のものをそのまま使っているみたいなので、いやらしくない自然なレトロ感が出るのでしょう。
最近徐々に人気が出てきているみたいですね。
まあ人気は出るだろうな・・・って感じです。
実際に見たらめちゃかっこいいので。
ハイテクスニーカーが好きな人にはかなりおすすめしたいブランドですね。
おすすめのモデル「MARATHON 2200FSL」
出典:eye-found
おすすめのモデルはMARATHON(マラソン)2200FSLです。
モデル名もNOVESTAとほぼ一緒ですね。
ゴツゴツした、マラソンソールも良い雰囲気を出しています。
個人的にはこのベージュ色が好み。
ぱっと見ア○ィダスに見えなくもないややこしさも好きです。
Climber(クライマー)という登山靴をモチーフとしたモデルもかなりかっこいいので、捨てがたいのですが・・・・
どちらかを選べと言われたら断腸の思いでマラソンを選びます。
値段は税込で23,000円くらいなので、スニーカーとしては高めの部類かも。
サイズが37,39,41,43と何故か一つ飛びになっているになっているので、そこだけ注意してください。
まとめ
今回は、マイナーだけど実はめちゃくちゃ良いスニーカーブランドを5つ紹介しました。
①Asahi
②PRAS
③SHOES LIKE POTTERY
④NOVESTA
⑤ZDA
良いな、と思うスニーカーブランドはありましたか?
自分用だけでなく、プレゼントとしても選びやすい値段帯かと思います。
ぜひ参考になれば幸いです。
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そちらもぜひチェックいただけると嬉しいです。
それでは今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。